【GNSS】測量機器を導入しよう!GNSSとGPSの違いは精度にある?

測量機器の導入前に知っておきたい基礎知識!GNSSとGPSの違いについて

建築現場や道路整備等の様々な場面では、衛星位置情報を使った測量が欠かせません。まずはGPSとGNSSの違いを知っておくと作業に適した精度が高い測量機器を選ぶのに役立ちます。

GPSとGNSSの違いは精度の差

地図の上にあるルーペ

新しく道路や建物を作る計画があるときには、まず予定地の現場の情報が必要です。

建物を建てるときには敷地面積の広さ、山間部に道路や建物を建てる際には標高や土地の高低差等の情報がなければ正確に建物を建てられません。

GPSなどの衛生測位システムはこれらの情報を知るために活用されており、高い精度が求められます。精度の高い測量のためには、GPSとGNSSの違いを知っておくことが大切です。

GNSSとGPSの違い

GPSとは、アメリカが開発・運用している衛星測位システムの名称です。一方、GNSSは4ヶ国の衛星測位システムを指す言葉です。つまり、GPSが測位する際はアメリカのGPS衛星から発信された信号を使いますが、GNSSは最大4ヶ国の衛星を利用して測位できます。

例えば、障害物や測位位置を測りたくても理想的な位置にGPS衛星がない場合、測位精度が低くなってしまいます。衛生測位システムでは4基以上の測位衛星から送られてくる信号を受け取って測位できるため、測位衛星の数が多いほど精度が高くなります。

GNSSの測位方法は「単独測位」「ディファレンシャルGPS測位」「相対測位」「ネットワーク型RTK-GPS測位」「RTK-GPS測位」があり、これらの測位方法を用いて精度の高い測位を行います。

しかし、GNSSを利用するにはそれぞれの測位衛星の信号の周波数に対応しているか、もしくは信号を変換して受信できる受信機が必要です。

GPSとGNSSの概要

GPS(Global Positioning System)は日本語では「全地球測位システム」です。

元はアメリカが航空機や船舶の位置を即時に正確に把握するために軍事用として開発されました。

1995年に無償で利用できるようになったため多くの国で利用されるようになり、現在では測量だけではなくスマートフォンや飛行機・船舶、自動車等の様々なものに欠かせません。

GPSは衛星測位システムの代名詞のようですがアメリカの管理下にあるもので、他にもEUや中国、ロシアがそれぞれ管理している測位システムが複数あります。

GNSSは「全地球航法衛星システム(Global Navigation Satellite System)」の略で、アメリカのGPSに加えてEUの「Galileo」、中国の「BeiDou」、ロシアの「GLONASS」の4つの国によって共同で管理している衛生測位システムのことです。

GPSの問題点

2022年現在GPS測位衛星は31基が地球の軌道上を周回していますが、正確に位置を測位するにはGPSを3~4基使用し、そしてGPSが広範囲に分布しているのが望ましいと考えられています。

なぜなら、都会であればビルが、山間部であれば標高の高い山が障害物となりGPS測位衛星の信号を遮ってしまうからです。この点がGPSの問題といわれています。

解決策として期待されるGNSS

現在GNSSを活用している分野の一つとしては高齢化が進んでいる農業があり、農機自動走行システムを利用した自動で農機を動かせるシステムを開発中です。

また、土砂災害を未然に防ぐための大規模土砂災害の移動土塊観測等の高精度の測位を求められる現場では、GNSSに対応している受信機が多く用いられています。

路面状況を把握するための路面探知システムとGNSSを組み合わせて路面の状況と位置を正確に把握できるようになり、人的・時間的な大幅なコストを削減に役立てています。

精度の高い測量にはGNSSがおすすめ!まずは株式会社SGSへお任せを!

手を胸に当てる男性

世界中で位置を示すときに活用しているGPSは、もともと軍事用としてアメリカで開発されたものでした。それが、民間用として開放されるようになると瞬く間に世界中に広がり、今では私たちの生活に欠かせない存在です。

衛星測位システムでは、測位衛星から送られてくる信号を地上で受信機にて受信して位置を把握しますが、1つの測位衛星システムだけでは、ビルや標高の高い山が障害物となるため信号の受信が不安定になり精度が低くなることもあります。たとえば、カーナビを使用した時に設定した場所とは少し離れた場所へ案内された経験があるかと思いますが、これはGPSの精度に限度があるためです。

そこで近年では、高い精度が求められる様々な現場では、アメリカのGPSをはじめ、EU、ロシア、中国の4つの衛生測位システムを利用できるGNSSが活用されています。

株式会社SGSでは精度の高い測位ができるGNSSをはじめ、様々な測量器具の販売やレンタルを実施しています。GNSSは、高精度な測位が求められる現場において大いに活躍する衛生測位システムです。GPS・GNSSどちらも取り扱っています。衛生測位システムの利活用をお考えでしたらお気軽にご相談ください。

GNSS測量なら精度の高い製品が揃う株式会社SGSへ

会社名 株式会社SGS
住所 〒553-0004 大阪市福島区玉川1-4-1
TEL 050-1752-1688
FAX 050-4560-2268
URL https://www.df-sgs.co.jp/
代表者 久松 秀雄
資本金 9,000,000円
事業内容

カタログダウンロード

イプロスカタログダウンロード

PAGE TOP