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測地測量

測地測量とは、位置や高さが固定されている測量に不可欠な「基準点」と高さの点である「水準点」を求める測量のことです。また、基準点と水準点以外にも、「三角点」と呼ばれる高さの基準があります。三角点は1～4等までレベルが分かれており、上の等級になるほど精密度が高くなるのが特徴です。

測地測量に該当する具体的な方法は、以下のとおりです。

• GPS測量、GNSS測量
• 三角測量
• 多角測量
• 水準測量

測地測量の中で最も精度が高く効率よく測量できる方法が、GPS測量とGNSS測量です。GPS測量もGNSS測量も、人工衛星を活用した測量方法である点が共通しています。地球のどの位置に測量した地点があるか明確になり、経度や緯度で表すことが可能です。

GNSSは衛星測位システムの総称であり、複数の国の衛星測位システムを利用しながらより高精度な測量を実現できるのが特徴です。一方、GPSはアメリカが開発した衛星測位システムのことであり、GPS衛星のみを使って測位を行います。そのため、ビル群や高い山などに遮られて信号が受信機に届きにくい状況が生まれやすく、GNSS測量よりも正確性は劣るのがデメリットです。こうした事情から、近年ではGNSSを利用した測位方法が注目されるようになりました。

三角測量は、平坦な場所にある2ヵ所の距離を正確に測るために、もう一点加えて三角形を作ることで、三角形の面積と形を求める測量方法です。

多角測量とは、トラバース測量とも呼ばれており、1つの既知点から出発し、距離と夾角を計測して座標を求める方法です。

水準測量とは、地上の各点の高さを求める測量方法です。水準儀と標尺を使って、2地点に垂直に立てた標尺を水平に観測して2地点の標高差を求めます。

地形測量

地形測量とは、土地の形状や起伏など、土地の地形および建物、道路、鉄道などの工作物をなるべく忠実に表現・再現した地形図を作成するための測量です。

地形測量に該当する具体的な方法は、以下のとおりです。

• 平板測量
• 写真測量
• 地図編集

従来は平板測量で測量が行われていましたが、現在では航空写真や衛星画像を用いた写真測量によって作成されるようになりました。

応用測量

測地測量や地形測量を応用したり、組み合わせたりした特殊な測量がこの応用測量です。具体的には、河川や海の測量や路線の測量、そして工事測量が応用測量に該当します。

上記の測量以外にも、土地の境界線を明確にするための「境界確定測量」や「現況測量」、そして過去に設置した境界標を復元するために用いる「境界復元測量」などもあります。

株式会社SGSでは、GPS／GNSS測量機の販売はもちろん、レンタルサービスを提供しております。価格や提供する機器などの詳細について知りたい方や、測量にかかるコストを削減したいとお考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。